豆柴を飼う際に知ってておきたい病気
2020/03/16
当舎は、豆柴ブリーダーとして一番初めに取り組んだ元祖になります。当舎で優秀なブリーダーに育てられたワンちゃんは、社会性も身に付き、健康的で元気いっぱいです。ここでは、豆柴を飼う際に最低限知ってていただきたい病気をいくつかご紹介します。是非予防に役立てていただければと思います。
アトピー性皮膚炎
ハウスダストや花粉、ノミ・ダニ、食べ物などが原因でかかってしまう病気です。かゆみがひどくなると引っかき傷ができたり、皮膚がただれたりします。予防対策としては、ワンちゃんの行動を毎日チェックし、早期発見につなげましょう。早めの治療で慢性化を防ぐことができます。
特に多いのは食べ物です。日本にいるペットの中で3匹に1匹は何らかの皮膚疾患にかかっていると言われます。 近年ではアメリカで4000頭以上の犬猫が、共通の干し肉を食べ疾患にかかっていると報告されています。 当犬舎に報告されるアレルギーに関して共通しているものも食べ物です。美味しいものを食べさせてやりたい親心は分かりますが、それで一生治らないアレルギーを抱えると取り返しが尽きません。
膝関節の脱臼
小型犬によくみられる病気で、原因は先天性と後天的によって変わってきます。先天性の場合、膝関節まわりの形成異常が原因と言われています。また、後天的な原因の場合は、打撲や高所からの落下によって骨が変形したことが考えられます。これらは症状が軽いうちに手術をする必要があります。
ケージの中で飛び跳ねるのも危険です。ケージにトイレを置いている場合、飛び跳ねて着地する際トイレの段差で実は「足をくじいていた。」ということもあります。 予防策としては、膝に負担を掛け過ぎないことが大切です。室内で飼われている場合、フローリングなどの床は滑りやすく膝に負担をかけてしまいますので、マットやじゅうたんを敷いてあげる事が肝心です。 幼少期はソファーからの飛び降りなども注意しましょう。 散歩に出て足腰の筋肉を鍛えることでも予防することができます。
椎間板ヘルニア
脊髄の中の運動をコントロールする神経に、異常が起こることで発症する病気です。初期症状としては、背中に痛みを感じるので触ると嫌がるようになります。さらに歩き方がおかしくなったり、腰がふらつくなどの症状があります。予防策としては、太り過ぎないように毎日の食事や運動で調整してあげましょう。また、こちらも早めの治療で良くなる病気なのでワンちゃんの行動を毎日チェックすることが大切です。
緑内障
眼圧が高くなることで視覚障害を引き起こす病気です。そのほとんどが、瞳孔が開いたままで充血し、眼球がいつもより大きいという症状があります。また目の痛みから、頭に触れるのを嫌がるようになります。
こちらの具体的な予防策はないようですが、早期発見で進行を抑えることができるので日々の行動チェックを心がけましょう。
しかしながら、豆柴は丈夫な身体が特徴なので先天的な異常もほとんどみられない犬種と言われています。その人懐っこさや飼いやすさという点でペットショップでもとても人気があるようです。これから犬を飼う予定の方は、豆柴を候補に考えてみてはいかがでしょうか。 |
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