日本豆柴犬協会設立のご案内

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日本豆柴犬協会設立のご案内

2017/12/25

豆柴愛犬家の方々、クラブ会員様には日頃のご理解ご協力を賜り大変ありがとうございます。

JMSA

日本豆柴犬協会 Japan MameShibaken Association

 

を2018年1月1日に設立します。

当犬舎の豆柴は今後 日本豆柴犬協会 の血統書をお付けすることとなります。

 

豆柴犬だけの純粋な協会となり、豆柴固定化の推進、保護、育成、普及、種の保存により一層力を入れる協会となります。

豆柴愛犬家の皆様の常日頃からのご理解ご協力が時間をかけ実を結んだ結果、世界中に豆柴が認知され、国内だけでなく、海外からも多くの支持を得ることができ大変ありがとうございます。

しかし、海外では偽の血統書が出回り、日本犬ではない犬とのとの雑交配などから日本犬としての形が残っていないというのも現実に起こっております。

豆柴は同じ失敗を繰り返さないという趣旨の元、海外であっても海外クラブをきちんと管理し、海外での豆柴の展覧会などでも日本人が審査をすることで日本犬豆柴をきっちりとした形で残してゆくというのは繁殖者の責任でもあります。

新設の協会ですが、会員数が増えることで大きな力となるのもまた事実です。

今までも一方ならぬご理解ご協力を頂いておりますが、協会立ち上げに際しまして今一度のご協力を賜りたく思います。

 

設立の経緯(私個人の感想です)
豆柴の系統保存も60年を超え日本初の豆柴専門犬舎とし当犬舎も40年と歴史ある歩みをしてまいりました。

豆柴の大きさは作り出した大きさではなく、昔からいた元々の大きさ、日本古来から柴もバラエティー多く大きさの別がありました。その中でも小さな子を生み出す系統を集め繁殖保存をしたのが豆柴の始まりです。

元々は日本犬保存会に属する「柴犬」が基礎であることは間違いありません。

育成保存をしていく過程で「チワワと掛けている」とか、「未熟児を交配して未熟児を出している」とか様々な誤解を生む声を声高に叫ばれ、大きさの小さな柴は規格外と魔女狩りのように責められた時もありました。

しかし、そういう不正は一切せずに真剣に元々いた大きさの小さな柴を育成保存しきた結果、色々な人に認められ今日があります。

豆柴が認知され始めた頃に問題が起こります。

豆柴は売れると目論んだ業者が普通の柴を「豆柴」とし売り出したのです。

そして1年も時間が経てば「豆柴という事で購入したのに柴のように大きく育った!」という事がだんだんと世間に広まり「やっぱり豆柴は偽物だ!」という誤解が広がります。

結果行政処分を受け営業停止を受けた悪徳ブリーダーも誕生しそういう金儲け主義のブリーダーのせいで一気に豆柴の信用は失われました。

当然当犬舎も大打撃を受けましたが時には借金を重ねながらこの豆柴の種の保存を継続してきました。

借金を負ってでもこの種の保存をしなければ日本からまた一つ古代から受け継がれてきた系統が絶えてしまう。

自分が何とかしなければ! この犬たちの最後の砦なんだ という責任感であったと先代は言います。

一時は本当に廃業しなければ人間が生きていけないという状況にもなりましたが、犬舎に見学に来ていただいた方々、本物の豆柴をご覧いただき、信用して頂いて、子犬が多くの人に引き取られ、その育った豆柴を見て興味を持ち違う人が犬舎に訪れてくれる。そうして少しずつ時間をかけ「宝山荘の豆柴はちゃんとした豆柴だよ!」とだんだんと口コミが広がって現状を回復することができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

日本人が愛する柴、いまだに批判はありますが、日本犬を保存しなければ!と立ち上がった先人の多くが、「大きさを分けなかったのは失敗であった。」と晩年漏らしていたという証言は日本犬を保存してきた大先輩たちが聞いておりますし、それが当犬舎にも伝わってきます。

現在では世界中から「mameshiba inu」と問い合わせもたくさん多くいただき、豆柴ブリーダーも増え世界各国へ豆柴が活躍しに出て行っています。

豆柴はいないという人もいまだにいますが、事実豆柴として繁殖され、世界中の人が豆柴を求め、そして多くの豆柴が輸出されております。

2008年日本社会福祉愛犬協会が当犬舎の豆柴を時間をかけ調査し、固定化ができているというお墨付きの元、「豆柴」とういう犬種の血統書が始めて発行されました。

豆柴血統書が発行され10年が経ち、多くの豆柴ブリーダーが生まれ、日本犬保存会の会員様でさえも現在は多くの豆柴を扱っています。

しかしそこで問題が起きます。

当犬舎は元々いた小さな柴(小柴、尺柴)をもとに育成保存を始めました。

しかし、豆柴が手元に居ないブリーダーは小柄な柴を豆柴の前段階として、「豆柴認定」を受けて、その代を重ねることで本来の大きさである豆柴を作り出している最中です。

しかしそういう子は元々柴の血が濃く、大きくなろうという隔世遺伝が現れます。

そういった、柴の血が濃い豆柴がどんどんと増え、「豆柴なのに大きくなった!」という問題が再燃してきております。

この再燃する問題提起し、このままでは同じことの繰り返しだということで、豆柴の種の保存に真剣に取り組んできたブリーダー様たちと時間をかけ協議してきました。

その結果この度、豆柴のブリーダーが集まり新協会を設立することとなりました。

 

協会の主旨

今までの血統書では2代祖の豆柴認定を行い、元々柴犬でも2代祖が全て合格犬であれば豆柴に成れるとしておりましたが、当犬舎でも元々小さな小柴、尺柴を用いても当犬舎基準のオーバーサイズを出すことがありました。

柴の濃い血を用いて繁殖をすると小さく育てても元の大きさに戻ろうとする隔世遺伝が現れます。

オーバーサイズで合格できなかった不合格犬で繁殖をし、ほかの協会にて豆柴、極小柴として証明書を発行している協会もあります。

色々な団体が利益のためだけに証明書を発行する。

これは、誠実に豆柴を繁殖保存育成してきたものにとって由々しき事態であり、この悪い流れを断ち切る方法はないか?と時間を重ね協議してまいりました。

幸いに我々の豆柴は不正をせず厳格な管理をしてきた本物の系統であり、柴の血の濃い系統ではありません。

犬の繁殖理論(ほかの犬種のように祖犬を決めその系統を重視し繁殖を行う)に基づき柴犬と明確に分けてその系統を後世に伝えていかねばなりません。

 

入会条件

他団体からの入会はできますが、条件が付きます。

柴の小柄と豆柴を区別しなければいけませんので、柴の小柄な子だけど、柴と分けて豆柴として育てていくという場合、

初めての体高検査を受ける犬は生後1歳以上で、

体高基準 オス犬32センチ以下 メス犬30センチ以下が望ましい。

体高検査に合格しても犬種は 豆柴(未完成犬)となります。

未完成犬を完成犬にするには、日本豆柴犬協会の祖犬となる西山系統か、向系統の祖犬を1代か2代掛け合わせ、なおかつ血統書上3代祖14頭すべてが体高検査に合格していることが条件となります。

日本豆柴犬協会の祖犬が入っていない豆柴は全て未完成犬となります。

 

 

 

会員の皆様には新協会移籍に伴いご負担を伴う事柄ですが、なにとぞご理解いただきご協力を賜りたく思いますのでよろしくお願いします。

豆柴の里・摂州宝山荘 西山

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