展覧会の開催のお知らせ
2017/04/09
今年も各地で展覧会の開催時期なってきましたね。
5/14 筑波ファインドッグ設立記念全犬種展覧会
5/21 2017サヌキケネルクラブ豆柴単独犬種展覧会
5/28 関東ケネルクラブ全犬種展 (出陳予定)
6/18 ノースジャパンケネルズ・アリ札幌ケネルクラブ合同全犬種展
本年は
豆柴宝山荘クラブ&岡山西豆柴クラブ共催
の豆柴単犬種展覧展&体高検査会、宝山荘オフ会を開催します♪
毎年多くの豆柴が参加、見学で大変賑わいのある他に例を見ない大会でもあります。
開催日 : 2017年6月18日(日曜日)
会場:東大寺公園(大阪府三島郡島本町東大寺3丁目1番)
http://goo.gl/maps/SYXCr ←地図です。
オフ会の参加無料!お弁当を持ち寄り1日を展覧会を眺めながら、世界でも有名なサントリーの大山崎のふもとの綺麗な川辺でゆっくりと過ごしていただければと思います。
兄妹犬や従妹、親戚、もしかすれば親とも会えるかもしれませんよ!
2年前は70匹を超える豆柴が一堂に会しました。
毎年ご参加の方もありがとうございます。今年もよろしくお願いします。オフ会幹事さん募集中です ご協力いただけると助かります。
展覧会への出陳(出場)は一般の方でも参加可能です。
出陳料6000円は必要となりますが、毎年多くの一般の方がご参加していただいております。 (出陳、体高検査の詳細は後日掲載いたします)
昨年は当犬舎から巣立った「ハッピーちゃん」が他大会でメジャーポイントを2度貰い、チャンピオンがほぼ確定しており、あとは消化試合というかんじです。
当犬舎から巣立った空ちゃんは2015年には66回関東KC全犬種展覧会リザーブベストベビーインショウになっています。
当犬舎から巣立った子でも参加でたくさんの子が好成績を収めてきております。
展覧会とは日本犬のあるべき姿 日本犬標準に照らしてあるべき姿を保っているか?
犬質の向上、発展、普及を目指し日本全国から優秀な犬がたくさん集まり審査をしてもらうという感じです。
その中でもチャンピオン犬というのは種の保存に欠かせない存在となってゆき、種の礎ともなってゆくこともあります。
ブリーダーが自己満足だけで犬を作ってゆくのではなく、しっかりとした犬質を保ちながら現代に受け入れられる犬の作出を心がけるために展覧会で外部から評価していただくと言う事は大変重要なことにもなります。
1大会でチャンピオンになれるわけではなく、3ポイント以上のメジャーポイントを違う審査員から2回貰わなければならず、そのうえでの累積ポイントが10ポイントを超えねばなりません。
出陳の条件は、ポイントの貰える大会では生後6カ月以上、未去勢という条件が付きます。
6カ月未満の子でもベビーマッチという点数のつかない部門もありますので、可愛さを目一杯アピールして上位入賞を目指してください。
また、ベビーマッチは今後展覧会で活躍していきたいと考えている犬の練習の場でもあります。
ポイントの貰えるチャンピオンシップショーに出陳できるまでにベビーマッチで雰囲気になれ、経験を積むよい機会です。
お気軽に参加していただきたい反面、簡単に勝てるわけでもありません。
大会当日緊張して歩かない、高い台の上での触診検査もありますので、審査員に触れられるのが嫌、高いところが嫌ですぐ飛び降り落ち着きがないなどというのは減点対象にもなってしまいますので、日ごろの訓練が重要になってくる部分もあります。
ドッグショーの流れ
一番初めに審査員は触診で骨格のゆがみや、歯の並び等見ますので、
どんな人にどこを触られても嫌がらないようにしなければなりません。
審査員に触らせない=骨格審査ができない
となりますので、その時点で上位に行くのは難しくなります。
審査の際は台に乗せて審査をしますので、高いところでじっとさせるという必要もあります。
噛み癖は絶対にダメです。
甘噛みであっても事故は絶対あってはいけませんので、歯を当てようとする犬は、
無理には審査しません。
口内審査で、噛む場合、飼い主さん(ハンドラー)が犬の口を開け、歯並びを見せる必要がある場合がります。
生後5か月から6か月で乳歯から永久歯の生え変わりが起こります。
上20本下22本、かみ合わせはシザースバイトです。
生え変わりに個体差はありますが、上の歯から永久歯が生えるほうがその後の歯並びに良いといわれます。
ベビーは歯の抜け替わり時期も重なるので、歯並びを評価してもらえるかはあまり重要でない時期です。
もちろん悪いよりは良いほうがいいですけどね。
次に歩容です。
飼い主をしっかりと意識し、左についてきっちりと歩ける子はより人の目を引き好印象です。
飼い主を意識して飼い主の歩調に合わせることが肝心ですが、犬がよりきれいに歩ける速度というものもあります。
その速度は経験でしか得ることができませんが、犬が少し小走りする程度の速度がよい歩様が出ると思います。
審査は歩容を見ます。
骨格にもし異常があれば歩き方がおかしく、斜めに歩く子もいますので、
まっすぐ歩くことも肝心ですし、骨格の違いにより、日本犬の歩き方と洋犬の歩き方にも違いがあり、
審査員はそういうところも見ます。
まっすぐ歩かせるというのが肝心になってくると思います。
力強い成犬期には、グイグイと引っ張る子もいると思いますが、
展覧会では厳禁です。
リードをコントロールするのは犬ではなく人であることを教えねばなりません。
リードを短く持ち、人の左をぴったりとついて歩かせる。
訓練用のリードもあります。
犬が引っ張ると首が閉まるリードです。
首が閉まるのが嫌なので自然とサイドについて歩くようになります。
歩容が終われば立ち込みです。
日本犬は前傾姿勢で凛とした姿が良しとされます。
「立ち込み 犬」などのキーワードでいろいろなサイトを調べてみてください。
審査員を目の前に落ち着いた心境で凛と立つ!
そういう目に言える性格や、落ち着きも審査対象です。
犬舎では展覧会に出す子はあまりお座りをさせません。
立ち込みで座ったりしたら元も子もないですしね^^;
立ったまま「まて」ができることのほうが肝心です。
ベビーに無理はできませんが、
パピークラス(6か月)からは見事な成犬との戦いになりますので、
日本犬としての標準は勿論のこと、飼い主への意識のむけ方や、落ち着き、筋肉の付き方まで評価対象になります。
ですのでここに走り込みでしっかりとした筋肉をつけることが入ってきます。
ドックショー訓練
体高検査やオフ会参加、展覧会の出陳に関して後日詳細を掲載しますのでお待ちください。
豆柴犬種標準書
特徴
豆柴は、日本人が古来より愛し続け育成してきた柴犬を現代の生活環境に順応させるべく、体型の小さい柴犬を選び何代にもわたり交配したものである。その遺伝的特質は柴犬の特徴を著しく受け継いでおり、素朴でありながら気品に満ちており、勇敢で主人に忠実。小型犬ながらも、古武士のように凛とした風貌と敏捷性は柴犬そのものであり、加えて、小型化による愛らしさを伴う犬種である。
一般外貌
先祖犬である柴犬の特徴をいかんなく発揮し、外貌は柴犬そのものであるが、小型家庭犬として性格は明るくフレンドリーであり、性質はシャイであってはならない。雄は雄らしく、雌は雌らしい外貌を有さなければならない。
体躯
体高が10に対し、体長は11が理想的な体躯でありそれを支える四肢は丈夫で引き締まった筋腱を有することが望ましい。
頭部
体躯に釣り合う頭部を持ち、正面からの顔貌は柴犬に比べ、やや丸みを有する。額は広く扁平であり、狭いものや皺のあるものは好ましくない。
顔貌
柴犬の精悍な表情に比べ、小型化された豆柴の顔貌はその体格に似合う愛らしい表現がなければならない。ストップは、柴犬に比べやや深く頬は豊かに張りがなければならない。雄は特に顕著である。
耳
小さく三角形でやや前傾し力強く先端まで立ち、内側の縁線は直線で、外側の線はゆるやかな弧を描く。耳幅と長さは顔貌に合った、程良い大きさが好ましく、極端に狭いもの、広いもの、大きいもの、小さいものは好ましくない。また、厚みのあるものを良とする。
目
凛とした力があり、やや緩やかな三角形を成し暗褐色の深みのあるものがよい。
鼻
すべての毛色に対して黒色である。肉色や斑模様のあるものは好ましくない。鼻鏡は潤い、小さくまとまっているものが良い。
口吻
雄はやや短めで、ふっくらと丸みのあるものを良とする。雌は雄に対してやや細めではあるが、しっかりとした力強さが望まれる。口角は一直線によくしまり、黒く濃い色調をもっている。
歯
強健でシザーズバイトであり、他の咬合は欠点となる。欠歯も欠点となる。
頸
太く短く、頭部を支えるに充分な力量感を現していなければならない。
胸
充分に発達しその形状は卵型であり、扁平したもの丸胴は好ましくない。その深さは体高の半分が望ましく、力強いものが良い。
背
まっすぐな背線であり、力強い。
腰
豊かな幅を有し力強くまっすぐに臀部にいたる。筋肉は、腰部から臀部の筋肉は充分に発達し、安定感とその運動機能を保持できるだけのものでなければならない。
腹部
胸部から緩やかに巻き上がり十分に発達した腹筋と背筋によって引き締まった輪郭を持つものを良とする。但し細すぎるのはよくない。
前肢
肩甲骨は後方に傾斜し脊椎骨と靱帯で接合し、肩甲関節は上腕骨と運動能力を発揮できる角度でつながり、発達した筋肉で覆われている。正面から見た前肢は肩幅で垂直に設置している。引き締まった趾は小さくまとまり、程良い厚みがなければならない。
後肢
前肢よりも力強い構造を有し、前肢以上に発達していなければならない。後肢は推進力を生み出すものであり、飛節は強靭で力強く、着地している状態で正しい角度を有していること。
尾
太く力強く背を越えて位置する。その形状は巻き尾か差し尾であり、他のものは好ましくない。また、体型と程良く均整がとれているものが良い。
被毛
2種類の毛質からなり、オーバーコートは硬く直毛でなければならない。柔らかい毛質や、ウエーブしたものは好ましくない。アンダーコートは稠密で綿毛である。
毛色
赤・黒・胡麻・白がある。赤・黒・胡麻は裏白でなければならない。
赤は、赤褐色から明るいものまである。
黒は斑や白毛の位置・形状に品格がある。
目の上の斑はくっきりと程良い大きさのものでなければならない。顎の白毛は黒毛との境界線が明確であり直線である。その幅は程良いものを良とする。胸の白毛は顎下の白毛部分と完全に隔離しているものが良い。
胡麻は、赤毛地に黒の差し毛があるもの。
白は、純白でなく淡いクリーム色をしている。この毛色で注意しなければならないのは、鼻鏡・唇が必ず黒色でなければならないことであり、眼色は暗褐色か黒色でなければならない。
歩様
軽快で敏捷。先祖犬である柴犬の面影を多分に残し、素朴でありながら気品に満ち溢れている。